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ひ​き​が​た​り​5 〜Sing With A Piano〜

by 見汐麻衣 Mai Mishio

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1.
2.
その夜 04:27
3.
街の灯り 04:45
4.
5.
6.
7.

about

TRACK LIST 

1.エンドロール
2.その夜
3.街の灯り
4.やさしいひと
5.君をのせて
6.1979
7.だから私と


フィジカル購入
mishio.theshop.jp/items/17696584


【ひきがたり5~Sing With A Piano~】に寄せて。
(発売当時のコメントまま)

■細馬宏通
「見汐さんはギターで弾き語る人だと思っていたので、全編ピアノと声と知ってちょっと驚いた。ピアノは図体の大きい楽器で残響も長く深い。その残響に、見汐さんは居心地のいい蒲団みたいに乗っかっていたかと思うと、歌声をさっと切り上げる。まるでハーフペダルを踏んだみたいに、見汐さんの声があるピアノと見汐さんの声が途絶えたピアノが分かたれる。そして野田薫のピアノ自体もまた、残された残響を思いがけないところですいと切断する。スリリングなやりとり。それにしても、堺正章の「街の灯り」が、まさかこんな声とピアノの明滅になるなんて。」


■石橋正二郎(F.M.N. Sound Factory )
「関係ない話から始めます。
米軍基地のある街で育った。そこには昔、外人バー街という、米軍兵相手にバーABCみたいな適当な名前の小さなバーがぎゅうぎゅうとひしめき合って立ってる汚い路地があった。(今もあるみたいだけど随分綺麗になってる。)もちろん子供の頃の話だから夜にそこに行ったことはない。でも朝、たまに前を通った時に見る、路地の奥から射す陽の光を見るのは好きだった。高いフェンスの向こうの広い芝生の中にある米軍宿舎や、基地の中で食べたとんでもなく美味かったホットドッグよりもアメリカだった。そこの汚い路地の空気に、混じり合った二つの国や酒の匂いに紛れた多くの出会いや別れの残り香みたいなものを子供心に感じ取っていたのかもしれない。路地のこっち側には買い物かごを下げたおばさんがいるようなごく普通の日本の日常も見える。アメリカも日本もごちゃごちゃのまま溶け合うこともない場所に射す陽の光が好きだったのかもしれない。

見汐の歌はそういう出会いや別れの複雑な感情と、二つの国の夜の時間がなんの解決も結論もないまま普通の生活と同居してる、そんな場所に射す光みたいなものだ。何かを解決することで抜け落ちてしまういろんなものに射す光だ。
陰も伴う陽の光のような歌。あの外人バー街の路地の景色を想い出してしまった。」


■工藤大(レコード・コレクターズ編集部)
「歌と向き合ってきた経験を成果として提示したいという自信のあらわれであろう自主レーベルの立ち上げであったり、シリーズ初の正規プレスでの販売だったりするでしょうし、それを裏付ける研究や修行があったことと思います。
ですが、この、コブシにもウィスパーにも逃げない丁寧なノンヴィブラート歌唱には押し付けがましさはなくて、レコ屋の100円コーナーで気まぐれにつまんだ、忘れられたかつての中堅女優がなんの因果か一枚吹き込んだ謎のライヴ盤がこんなだったら最高だよなあ、というような陳腐な妄想も引き受ける度量があります。選び抜かれたカヴァー曲も素晴らしいですが、それらと自作曲を聴き比べることで「やっぱり見汐麻衣の歌は見汐麻衣の曲で活きるなあ!」という当たり前の(そして大事な)ことに思い至らせるシンガー・ソングライターとしての強みも実感できました。」


■九龍ジョー(ライター)
「優しい歌声と静寂に、あの喧噪や逡巡やもうここにはいない人たちの横顔がいつのまにか思い出になっていたことに気づく。」

credits

released October 17, 2018

歌:見汐麻衣 ピアノ:野田薫
ピアノ編曲:野田薫・見汐麻衣 (M-3除く)
録音/ミックス/マスタリング : 林谷英昭
デザイン : 山崎なし 
写真 : 見汐麻衣

R-1881094

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about

見汐麻衣 Tokyo, Japan

見汐麻衣
Mai Mishio started her career as a vocalist and guitarist of Uzumibi in 2001, and after disbanding in 2014, she started her solo project "MANNERS" produced by Hiroshi Ishihara in the same year.In recent years, in addition to her solo activities, she has been active as Mai Mishio with Goodfellas and in a duo with Shinichi Tsukamoto (Pf). ... more

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